紀州路
②和歌山〜箕島
(39.9km) : 紀州徳川家所縁の名所


 スタート前に和歌山駅ビル地下で昼食。先月食べた和歌山ラーメン「丸美商店」の隣、「中華飯店 香来」でチャーシューメンをいただきました。あっさり系でしたが、ニンニクのパンチの強い餃子と一緒に食べたら個性的な味に変化する感じ。このお店はラーメンの種類豊富で、また行きたいです。


 駅から3km少し、宇須井原神社(うずいはらじんじゃ)。古来より疱瘡の神として信仰が厚く、徳川吉宗が若い頃に疱瘡にかかったとき、平癒祈願が行われたとも伝えられるそうです。


 今回も、google Mapが住宅地の細い道を指示してきます。


 養萃園(ようすいえん)。紀州徳川家10代藩主の徳川治寶が造営した大きな庭園。お庭は素晴らしいし、観光客が少ないので落ち着きます。大河ドラマ「八代将軍吉宗」のロケ地。




 養萃園近くに番所(ばんどこ)庭園があります。ペリー来航後、黒船を見張るために置かれた番所が移転したあとにつくられた、高台の庭園。訪問するつもりでしたが、残り時間と体力とを計算し、雑賀崎(さいかさき)で断念。ここ雑賀崎は「日本のアマルフィ」と呼ばれ、イタリアのアマルフィ海岸にそっくりなのだそうです(遠景の写真がほしいね)。なお、ここが戦国時代に活躍した鉄砲集団「雑賀衆」の拠点というわけではなく、「雑賀の里」は現在の和歌山市全域と海南市の一部を含む地域なのだそうです。


 巨大釣り堀「雑賀崎シーパーク

 柱状節理を見るためだけ?の橋が架かっていました。

 自販機のパインアメソーダが気になって飲んでみました。予想より甘さ控えめ。


 事前調べ不足で、田ノ浦漁港から遊歩道があることを知らず、キツイ道を登ってしまいました。

 下に遊歩道があるようですね。


 蓬莱岩バス停近くから「あれが蓬莱岩か?」と眺めたもの。近くに行かなきゃ、神秘的な風景(穴あき岩)は見られない模様です💦


 投入堂(なげいれどう)みたいな建物をみると「すごいなあ」と思うのです。


 和歌浦天満宮

 風情ある階段ですが、段差が非常に大きく、一歩一歩がとてもキツイです。


 隣の紀州東照宮。徳川御三家の聖廟だけに、ここは外せません。

 108段くらいある(踊り場に半端な段がある)ようです。ここもキツイ。

 左甚五郎の彫刻がある本殿(門の中)は撮影禁止です。

 本や雑貨を取り扱う松木本店。不思議な雰囲気があります。


 このあたりから和歌浦風致地区。


 不老橋。アーチ部分は肥後熊本の石工集団が施工したとのこと。


 海禅院多宝塔、その向こうには観海閣があるはず。工事に時間がかかっている様子です。潮が満ちているときに来れればよかったな😅


 大学病院の建物って、なんだか威圧的に感じてしまう。白くなくても白い巨塔。


 紀三井寺駅の側、裏門から紀三井寺(きみいでら)へ。北門料金徴収所で拝観料を尋ねたら「徒歩のかたは無料」。そして、この日最後の山登りです。本堂前の手水舎は2023年に改修されたばかり。

 本堂です。

 階段の上には開山堂や多宝塔。

 多宝塔は国の重文。

 「この鐘を鳴らすのはあたし」🔔

 2022年にケーブルカーが開通したとき作られた遊歩道。散った桜花びらがいい感じ。通常17:00でお寺は閉まるのですが、行事のあるときにはライトアップされるのかな?

 楼門を下りて振り返ると、右手にケーブルカーも見えました。


 ホテルの近くに飲食店が少なく、結構歩いて「串かつ串焼味よし」を発見。串焼き中心に、「おまかせ」でいただきました。


 紀州犬は白が圧倒的に多いそうです。活動的で警戒心は強く、知らない人には攻撃的になることもあるとか。幸い、今のところ、出会ってません😆

 

 今回の宿泊場場所について、和歌山青年会議所の会報に記事がありました。紀三井寺の麓で明治時代に通行銭の徴収を請け負っていた業者が「株式会社はやし」。旅館も運営していましたが、1990年代に入ってからホテル形態の「ガーデンホテルはやし」となったそうです。意外にも新しい。


 6時15分頃。スプリンクラーでの散水が行われています。


 対岸、右側に見えるのは「新不老橋(あしべ橋)」

 サイクリングロードもある。この水路は和歌川の河口にあり、対岸(右手)、万葉館のある片男波公園は、千数百メートルに及ぶ砂州半島の一部です。

 砂州の突端。


 こういう並木が好き。このあと、大きな庭園「琴ノ浦温山荘」がありますが、開園前なので通過。


 何をする船でしょう? よくわかりません。


 中野BCは、梅酒の会社だそうです。昨日飲んだ日本酒「長久」もここの会社の商品でした!! で、敷地内には「長久邸」という庭園もあるそうです。要予約だし、朝9時前だから通過するしかないんだけど。


 事前の計画では中野BCには立ち寄る予定はなく、東寄りルートで「鈴木屋敷」「藤白神社」、「熊野古道 藤白坂」を経由する予定でした。熊野信仰を広めた藤白鈴木氏が住んでいたのが鈴木屋敷で、全国で2番目に多い「鈴木」姓発祥の地だというのです。うっかり操作ミスしてしまったか、Google Mapが目的地への近道を推奨してきた結果、「鈴木屋敷」を2kmくらい通過してから事態に気付き、引き返す気力も体力もありませんでした😅

 せっかくなので、海側の神社にはなるべく立ち寄りたいと、さらにルート変更。Google Mapには「天空大神」と書いてありましたが、鳥居には「天巳大神」とあります。和歌山県の神路原神社が「天巳さま」として知られているらしい(??) 神道系新宗教のようです。

 
 「道の駅海南サクアス」でいろいろとお買い物。海南市は「鱧の街」なのだそうで、「ハモカツバーガー」を出す店もあるらしいです。

 この方は引退を表明されましたが、今後はどうなるのでしょうね?
 
 昔はこんな自動販売機があちこちにあったものですが、今は少なくなりました。でも、あるところにはあるらしく調査している人もいるのですね。

 箕島駅に着きました。早めについたので、早めに帰ります。暑かったし🥵


 今回のコース。1日目は18.1km、2日目は21.8km、合計39.9km


①加太〜和歌山.......③箕島ー道成寺(計画中)
紀州路TOP........縦横無尽TOP
inserted by FC2 system