琵琶湖編
④a 近江塩津駅ー高月駅
 17.0km: 賤ヶ岳と観音の里


 9月も後半。琵琶湖シリーズ4度目にして初めての晴天です。8月はここ近江塩津駅から北、敦賀に向かいましたが(若狭路編スタート)、今回は南、長浜方面に向かいます。いずれ歩きで琵琶湖一周 = ビワイチを目指すことになりそうです。

 駅から1.1kmにある神照寺。「萩の名所で、足利尊氏が弟・直義と和解した時に宿泊した寺」との情報で立ち寄ったのだけど、なんか違う😅 そのお寺は「日出山神照寺」で、翌日訪れた国友鉄砲ミュージアムの近く。ここは「東光山」神照寺で、別のお寺ね。


 道の駅(塩津街道・あぢかまの里)の「そば処 岬」には、川海老かき揚げ入り鴨そばとか、鮒ずし茶漬けとか、しじみご飯とかありました。駅弁食べずにここにくればよかったと後悔。


 藤ケ崎トンネルは歩道もまずまず広く安心でした。


 「琵琶湖のてっぺん」より少し南ですが、このあたりも水質が良さそう。


 賤ヶ岳トンネル。入ってすぐ、グレーチング(側溝の金属製の蓋)が破損しているところがあって危険。トンネルの北側(左側)の歩道は狭くて危ないし、トンネルの壁を擦って腕が汚れるし、無理をして南側歩道に渡って進みました。

 しかしこちらの歩道にも穴があったり💦 振り返って証拠写真。


 リフトに乗って賤ヶ岳までチート(所要6分、往復900円)。山頂駅からさらに300mくらい歩いて登ります。これがなかなかキツイですが、山頂からの景色は格別。

 琵琶湖の東岸。

 頂上です。

 余呉湖!  賤ヶ岳の戦い(豊臣秀吉が柴田勝家を破った戦い)では、この湖が真っ赤に染まったといいます。一周7km弱。以前、余呉湖健康マラソンで2周走りました。

 山頂からの琵琶湖は最高! 2つの湖を一枚の写真に撮るのは無理っぽいですが、どちらの湖にも癒されます。

 何のイベントなのか、聞けませんでした。

 リフトが途中でときどき止まるのは怖い😅


 ルートに戻って余呉川。源流は余呉湖のずっと北で、一部が分岐して余呉湖に注ぐけれど、こちら南側は余呉湖からの流れではありません。余呉川の東側を車が走っていますが、西側はビワイチのサイクリングロード。自転車は基本、反時計回りで行動(ここでは北上)しているので、向かってくる自転車しかありません。誰もいないのをいいことに、音楽聴きながら絶唱(笑)


 重文の薬師如来・十一面観音像のある西野薬師堂へ。拝観は要予約。事前に賤ヶ岳での滞在時間が読みきれず、余裕をもって予約したため、結果的にかなり早く到着してしまいました。地元ガイドの方への挨拶などを焦っていたら、お寺の写真など完全に撮り忘れました😅。もちろんご本尊は撮影禁止。隣接する正妙寺の「千手千足観音」は日本全国ここしか在わさない、特別な観音様です。


 渡岸寺(別名・向源寺)。山門の金剛力士像は平安時代の作で、鎌倉時代以降のものに比べると筋肉隆々の度合いが控えめでややスマート。江戸時代の修復作業がよくなかったため、県指定の文化財に留まっています。

 国宝の十一面観世音菩薩は、聖武天皇が天然痘流行の除災を命じて作られたもの。浅井氏が信長に敗れたときに寺が焼かれ、近隣の住民は観世音を土中に埋めて守りました。明治30年に最初の国宝として指定されたものの一つ。予約なしで拝観できます。とても優美で、ずっと見ていて飽きないです。重文の大日如来像もあり、文殊菩薩・普賢菩薩が乗っていたはずの獅子と象もいます(菩薩はいない)。


 終点は高月駅としておきます。もとは高槻で、大きなケヤキがあったことに由来します(ケヤキの古名が「槻」)。歌人の大江匡房がこの地を月見の名所として詠んだため「高月」に改められたとか。ちなみに高槻駅と高月駅の両方に停まる新快速もあるそうな💦


 駅前にあった「十割蕎麦 坊主bar 一休」。興味津々だったけど、開店時間になっても人がいる気配がないので諦めました。定休日でも閉店予定でもなかったと思うのだけど・・・。


 さぬきうどん・寿司 men-ju。もともとここに来る予定でした。寿司のついたセットなので、麺少なめで注文しました。麺の量が普通なら、もっと写真映えは良いと思います。味も良かったですし、地ビールにも満足。また、バリアフリーで親切なお店でした。



 秋以降、宿の予約がなかなか取れないです。なんとか昔ながらの旅館を予約できました。


今回のルート:ちょうど17kmでした(賤ヶ岳頂上散歩除く)


③近江今津ー近江塩津........④b高月ー長浜
琵琶湖編TOP........縦横無尽TOP
inserted by FC2 system