【番外編】47全都道府県でレース完走、やっと終了。
「日本全国のマラソンに参加して47都道府県制覇」というランナーは、もはや珍しくないようです。終了しての感想=「うーん、もっと感動するかと思ったけど、思いのほか、達成感がないなあ」。最後にフルマラソンを回避して20kmレースでチートしたからだろうか。千葉県、滋賀県は10km台で物足らないからだろうか。 とはいえ、西の果て九州から東北・北海道の大会に参加することは大変でした。福岡から東北に行くとなれば、青森も秋田も岩手も仙台空港経由がほとんどです。仙台から乗り換える東北新幹線、秋田新幹線は、全席指定便が多く(はやぶさ、こまち)、福岡空港での離陸時間の不安定性を考えると、余裕を持ってスケジュールを組むことが必要になります。 最後に残ったのが、秋田県でした。秋田県では大会の数が少ないこと(特に冬には皆無)、九州からは交通費がかかることもあり、参加を先送りしていました。2018年7月の日本海メロンマラソン(男鹿市)で47都道府県コンプリートする予定でしたが、全日空の大規模エンジントラブル問題で乗継便が変更になり、挙句に台風接近で飛行機が飛ばない可能性が生じて参加を取りやめました。実際には飛行機は運行し、大会は開催されましたが、熱中症で運ばれるランナーが続出したとのこと。 その7月の末、田沢湖マラソンがまだエントリー可能だと気づきました。9月中旬開催(暑い)、制限時間5時間、アップダウンのきついコース、どれを取っても厳しいレースです。今夏は特に練習ができておらず、5時間以内で走れるとは思えません。幸いにも20kmの陸連公認レースが開催されていることを知りました。今回は47都道府県コンプリートが主目的ですから、フルを避けて20kmにエントリー、練習不足ながら無事完走できました。 全都道府県制覇まで、それなりに山あり谷ありでした。台風のおかげで帰路遭難しかけたり(歴史街道丹後ウルトラ)、「朝3時に宿舎出発」のウルトラマラソン(奥熊野いだ天)、インフルやノロの病み上がりで強行出場したり(丸亀、愛媛)。レース出場のため、仕事を代わってもらうお願いをしたこともありました。協力いただいた皆様には密かに感謝申し上げます。自己ベストからは遠ざかるばかりですが、大きな故障もせずになんとかここまできました。 最もきつかったレースは、飛騨高山ウルトラマラソン(71km)です。前半29kmで標高700mくらいを登るのですが、登り終わった時点で膝裏の筋がプチプチ切れているような感覚があり、「ここで棄権しようか」と心が揺らぎました。「はるばる7時間かけて飛騨高山まできたのだから、残り42kmを制限時間7時間で下り中心のコース、走ろう!」と決意し、10時間少しで完走しました。ホテルに戻ったとき、ふらついてホワイトボードを倒してしまい、周りを心配させてしまいました。帰りの列車では吐き気に悩まされました。 楽しいレースは、乗鞍天空マラソン一択! 空気が薄くとも、雪壁を間近に見られるのは幸せ! 【完走したレース】+準完走42.195km超
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